ZAITEN2022年07月号

健康づくりサポート企業の〝不健康な内部事情〟

タニタ「兄vs.弟社長」計測不能のお家騒動

カテゴリ:企業・経済

 タニタは1923年創業の大手計測器メーカー。92年に「乗るだけで計測できる体脂肪計」、94年に「家庭用体脂肪計付ヘルスメーター」を発売して以降、自社ブランドを確立。社食レシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』がベストセラーとなり、レストラン「タニタ食堂」が全国各地にオープンするなど、健康づくりサポート企業としてイメージが向上した。  

 グループ社員数は約1200人、連結売上高192億円(2021年3月期)だが、非上場。株式の約8割を谷田家と関係者で数%ずつ分け合って保有するファミリー企業である。現社長の谷田千里(49)は先代社長、大輔(80)の次男だが、現在、千里の兄である富士(51)、弟の昭吾(47)との間でお家騒動が勃発している。千里の父、大輔は千里が社長に就任した08年に会長に退いたが、2年後にタニタを退社した。その理由を関係者が語る。

......続きはZAITEN7月号で。

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