ZAITEN2023年09月号

【あきれた広報実話】不定期連載 第55回

Meiji Seika ファルマ「広報機能不全の異常組織」

カテゴリ:クレーム・広報

 自身の永田町詣でが奏功したことを、社内で殊更喧伝している様子のMeiji Seikaファルマの小林大吉郎社長。小林社長は、納入価格を下げようとする医療機関には供給拒否をちらつかせるという横暴な振る舞いが噂されているのは本誌前掲の通り。

 この真偽不明の情報について、編集部ではMeiji Seikaファルマに事実確認のための取材を行った。  

 代表電話に架電し、質問状を送付したい旨を告げ、担当部署への電話の取次ぎを依頼した。電話口の担当者は〈少々お待ちください〉と告げ保留音に切り替わった。

 数分後、同じ声の人物が〈担当にお繋ぎしましたが応対がないようで不在にしております〉とのこと。改めて連絡する旨を伝え、この日はそのまま電話を切った。

 2日後、再び代表電話に架電したが結果は同じ。前回とまさに一言一句違わず返答された。 「先日もまったく同じ対応だったが、いつなら担当者がいるのか」と問うと〈フロアが違うのでわからない〉と意味不明の返答。「では、担当者から折り返しの連絡がほしい」と伝えると〈そのようなことは承れない〉と今度は信じられない答えが返ってきた。

......続きはZAITEN9月号で。


購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

サンドラッグ「取材を勝手に断ろうとする代表電話」

警察庁「回答期日無視などの呆れた広報対応」

ワークマン「〝監修〟を〝コラボ〟と宣伝する図々しさ」

JR東日本「発車メロディの〝改悪〟」で企業広告の違和感

TOHOシネマズ「対応部署がはっきりしないグダグダ広報体制」

TOHOシネマズ「無料鑑賞特典制限」が不親切でセコい

東武鉄道「定期券を継続購入出来ない券売機」

LIXIL「迷惑なトイレの点滅機能」消費者軽視の半強制点検

丸ノ内ホテル「お釣り渡し忘れ事件」に学ぶ危機管理

JR東日本「震災事故対応する駅員への〝不信感〟」