ZAITEN2023年09月号

【企業倫理を問う!】

参天製薬「女性の力では開封しづらい目薬」

カテゴリ:クレーム・広報

 コロナ禍を契機にパソコンやスマホの利用時間が増えて、目の疲れに悩まされる人が増えている。今や目薬は現代人の必須アイテムと言ってもいいだろう。そんな目薬について、読者からメールが届いた。 〈コロナ禍以降、私の勤務先はリモートワーク中心となり、会議等もパソコンを介して行うため、オフィスに通勤していた頃と比べ、モニターを見る時間が格段に長くなりました。  次第に目の疲れや乾燥を如実に感じられるようになり、参天製薬の「ソフトサンティア ひとみストレッチ」という市販の目薬を使うようになりました。  

 効能に特に不満はないのですが、この目薬の容器は栓を開けるときに非常に開けづらくて困っています。  

 説明書にはキャップをねじ込んで開けると書いてあるのですが、このキャップが非常に固く、力ずくで開けようとしてもなかなか開かなくて毎回苦戦しています。女性の力でこの有様ですから、年配の方なども同様に開けづらいはずです。  

 また、力を入れすぎていると、開けている途中で中身の点眼液が飛び出してくることもあります。力を入れないとキャップの開栓ができず、力を入れすぎると中身が噴き出すというのは、容器は欠陥ではないでしょうか〉(読者からのメール)

誰が開けても固い  参天製薬の創業は、1890年。眼科専業の医薬品を製造・販売する製薬メーカーで、国内医療用眼科薬市場ではトップシェアを誇る。  

 読者が指摘する目薬「ソフトサンティア ひとみストレッチ」は、コンタクトレンズ使用者も使える参天製薬の市販点眼薬だ。第3類医薬品なので、購入に際して医師の処方箋や薬剤師からの販売を必要としない。薬局やドラッグストア等で手軽に購入できる。  

 手軽に購入できるのはいいが、女性や高齢者では開栓が困難だとすれば問題だ。実際に男性編集部員も当該商品のキャップを開けてみたが、コツがいるわけではないが、固いと感じた。  

 そこで、参天製薬のコーポレート・コミュニケーション部に開栓時の容器の問題を質すと、以下のような回答だった。

......続きはZAITEN9月号で。


購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

明治「脂肪0」で〝誤認〟を誘うパッケージ

科学技術振興機構(JST) 文科省に〝完全まる投げ〟広報

スーパー「バロー」〝お題目〟だけは立派な旧態依然のリサイクル意識

THE TOBACCO「実在しない商品」の広告で〝利用者困惑〟

東京メトロ 迷惑行為の焦点ぼかす「注意喚起ポスター」

西武鉄道 便利そうで不便な「チケットレスサービス」

ニフコ・シモンズ 親会社社長への質問状送付で傲岸不遜な対応が一変

JCOM・KDDI 〝子が子〟なら〝親も親〟の広報体制

JCOM「情報漏洩対応」にアクセス集中で利用者激怒

キリン 大谷翔平を〝いじわる〟演出するCМ