ZAITEN2023年10月号

ZAITEN SIGHT

みずほと富士通「AI共同開発」のお笑い草

カテゴリ:企業・経済

「次世代金融への転換」を看板に掲げながら肝心のフィンテックで出遅れ、デジタル敗戦を重ねてきた、みずほフィナンシャルグループ(FG)。新技術に飛びついては鳴かず飛ばずにもかかわらず、今は生成AI(人工知能)の活用に血道を上げる。しかも、そのパートナーがマイナンバーカード関連や政府機関・大企業向けクラウドサービスで失態続きの富士通というから社内外で「最弱タッグ」と失笑さえ漏れている。  

 両社は6月、生成AIを活用しシステム開発・保守に関わる品質の向上や障害発生時の迅速な復旧力(レジリエンス)の強化を図ると発表。ただ、みずほは傘下の銀行が一昨年、大規模システム障害を頻発させ、その一因として銀行の基幹システム「MINORI(ミノリ)」開発で富士通が手掛けた部分の不具合が取り沙汰された。

......続きはZAITEN10月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

石垣食品「債務超過」で不穏な株主総会前夜

経産省「経済安保とGX」で放漫財政の噴飯

霞が関も危惧する「商工中金・関根」の大暴走

NIPPOの「ガバナンス崩壊」はENEOS譲り

東海東京FH「石田会長の横暴人事」に株主激怒

【あきれた経営陣! 】江崎グリコ「江崎勝久会長 & 江崎悦朗社長 」

【特集2】アクティビストが狙う「全国地銀銘柄」

【特集2】LINEヤフー〝株主軽視〟の「ぬるま湯」人事

【特集2】2024年「〝モノ言う株主〟が跋扈する」株主総会

大正製薬「上場廃止で訴訟乱発」暴走する〝上原一族〟