ZAITEN2023年12月号

ZAITEN SIGHT

落合陽一氏率いる「米上場企業」に警告のお粗末

カテゴリ:事件・社会

 今年8月に米ナスダック市場に上場した日本のスタートアップ企業・ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)が、現地時間9月18日付で、上場規則に定める上場継続のための継続開示義務の不遵守に関する通知を受けたことを発表した。  

 上場からわずか1カ月で警告を食らったかたちだが、そもそもPxDTとはどのような企業なのか。  

 会社ホームページやSNSによると、「PxDTは、計算機科学(コンピュータサイエンス)と、音や光などを自在に操る独自の波動制御技術の融合により、コンピュータと非コンピュータが不可分な環境を構築し、言語や現象、アナログとデジタルといった二項対立を循環的に超えていく『デジタルネイチャー』の到来を見据えています」と言うが、まったく要領を得ない。だが、その代表取締役が落合陽一氏と聞くと妙に腑に落ちるのではないか。  

 小説家、ジャーナリストとして著名な落合信彦氏を父に持ち、筑波大学准教授のほか、さまざまな媒体で活躍する若手論客としても活躍する落合氏だが、自身が率いるPxDTをめぐってはナスダック上場から早々に出鼻を挫かれたようである。

......続きはZAITEN12月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

帝京大学「冲永理事長夫妻」の〝公私混同〟疑惑

いわき信組の「乱脈経営」は金融庁の怠慢

【特集】「香害」を垂れ流す消費財メーカーの大罪

厚労省の「6億円民間病院融資」が〝くせ者〟に流出

福島第一原発「経産省補助金」が〝コンプラ問題企業〟へ

目白大学「裁判敗訴」でも居座る〝天下り理事長〟

NHK「旧ジャニーズ問題検証番組」で〝証言者〟に脅迫疑惑

オープンハウス「社員が詐欺事件逮捕」にも沈黙

【特集】山口放送「違法総会運営」を最高裁が断罪

【特集】天下りのために「親子上場」粗製乱造の愚