ZAITEN2024年06月号

ZAITEN SIGHT

スペースワン「ロケット爆発」でも懲りない豊田社長の来歴

カテゴリ:事件・社会

「日本の宇宙ビジネスを民間主導に転換させる先駆け」と喧伝された小型固体燃料ロケット「カイロス」だが、3月に和歌山県串本町の発射場で行った初号機の打ち上げに失敗した。 「結果を前向きに捉えて次の挑戦に臨みたい」。運営企業のスペースワン(東京都港区)社長の豊田正和(74)は記者会見でそう力説したが、スタートアップの経営者には見えない白髪のエリート然とした老人が張り切る姿は、多くの記者から奇異に受け止められた。  

 それもそのはず。豊田は元経済産業審議官(1973年旧通商産業省)の肩書きを持つ、正真正銘のエリート官僚。退官後も日本エネルギー経済研究所理事長や国際経済交流財団(JEF)会長のほか、日産自動車の筆頭社外取締役などの要職に天下りを重ねた「わたり」の典型と言える人物だ。  

......続きはZAITEN6月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

スペースワン「ロケット爆発」でも懲りない豊田社長の来歴

ダイキンの「PFAS垂れ流し疑惑」報じない忖度マスコミ

議決権行使助言会社に存在意義なし

GE薬協会長企業「高田製薬」の無責任な火事場泥棒

大谷翔平は「アホ」か「大バカ」か?

オープンハウス「子会社建築事業」の〝悪辣スキーム〟

小林製薬「毒薬サプリ」を生んだ機能性表示食品

三井住友信託銀行〝問題役員〟の背後に旧住信派の影

みずほ銀行〝顧客軽視〟で出向先の現場は大混乱

井川意高の時事コラム『どの口が言う‼』7「老兵はただ消え去るのみ」