ZAITEN2026年5月号

エプスタイン文書疑惑でも学長居座りで「利益誘導」疑惑

【特集1】千葉工業大学・伊藤穰一学長の「傍若無人」

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エプスタイン文書疑惑でも学長居座りで「利益誘導」疑惑

「伊藤学長はエプスタイン文書の公開後、国の有識者会議のメンバーなどを退任する意向を示し、自身が創業したデジタルガレージの専務執行役員や取締役を退任することも発表されました。しかし、学長については辞めるつもりはないようです。今のところ理事長も学長を守っていますが、今回米司法省が公開した文書からエプスタイン氏との関係を考えれば、大学の学長こそ相応しくないのではないでしょうか」

 こう首を傾げるのは、千葉工業大の関係者。伊藤学長とは、エプスタイン文書を巡り世界中で注目されている伊藤穰一のことだ。  

 エプスタイン文書は、少女らの性的人身取引罪などで起訴され、2019年に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタインの捜査資料のことを指す。米司法省は今年1月以降、動画や写真、Eメールなど大量の資料をインターネットで公開。世界中の政財界関係者がエスプタインとの関係が取り沙汰されて要職を辞任する事態に追い込まれているほか、刑事事件で捜査を受けているケースもある。

 伊藤穰一はこのエプスタイン文書に多数名前が出てくる重要人物の1人だ。1966年生まれの59歳で、95年にインターネット関連企業のデジタルガレージを創業。暗号資産をはじめとするブロックチェーン技術やweb3など、大手IT企業のプラットフォームに依存しない分散型インターネットを推進してきた。

 世界的に名前が知られたのは、2011年にマサチューセッツ工科大(MIT)メディアラボの所長に、日本人として初めて就任したからだった。しかし、19年にエプスタインが起訴され自殺すると、エプスタインから寄付を受けていた大学関係者が明らかになり、伊藤はメディアラボと自身の投資ファンドが多額の資金提供を受けていたことを認める。性犯罪歴を知りながら資金提供を受けた疑いが浮上し、伊藤は所長を辞任した。

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