ZAITEN2026年5月号

専ら「趣味兼応接部屋」として使用

【特集1】伊藤学長の「茶室私物化」に非難轟轟

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 性的人身取引罪で起訴され、自殺した富豪、ジェフリー・エプスタインとの関係が取り沙汰されているのが、千葉工業大学の学長である伊藤穰一(59)。千葉工大内で物議を醸している彼のふるまいが、もう一つある。昨年春、同大の津田沼キャンパスに伊藤主導で新設された茶室だ。この茶室をめぐり、「伊藤氏による大学の私物化ではないか」との声が、関係者から噴出している。

 JR津田沼駅から徒歩1分に位置する津田沼キャンパスは、約1600坪の敷地に、20階建て約百メートルの高さを誇る2棟のツインタワーがシンボルとして聳える。同大の3、4年生や院生が学び、駅前のランドマークでもあるこのタワーに、異変が起きたのは2024年の夏のことだった。

「ツインタワーの片方、2号館の最上階にはもともと、学生が自由に使える展望ラウンジがあった。富士山や東京湾が見渡せ、学生が談話や自習に使ったり、教職員がそこで来客対応をしたりするなど、日常的な憩いの場としてにぎわっていた。これが突然、改修のため閉鎖されてしまったのです」(大学関係者)

 改修の理由は、このフロアに「茶室を作る」というものだ。機械や電子工学、情報システム工学等が専門の工業大学には少々型破りな組み合わせだが、その背景はすぐに明らかになった。建設が始まると、伊藤が複数のメディアに登場し、自ら推し進める学内の茶室作りと茶道論を語り始めた。

急速に茶道に傾倒

 振り返ると、伊藤と茶道の関わりは短いが深い。エプスタインからの資金提供問題で、米マサチューセッツ工科大学のメディアラボ所長を19年に辞任した伊藤。帰国後、静岡県沼津市にある大正2年の別荘建築「沼津倶楽部」の継承プロジェクトに発起人として関与した。本人の説明によると、国の登録有形文化財にも指定されたこの別荘の茶室に感化され、旧知の仲である実業家・奥谷禮子の茶道教室の門を叩いたという。

......続きはZAITEN5月号で。

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