ZAITEN2026年5月号

「高市禍」で苦境の親元を尻目に―

【特集2】日銀〝天下りOB〟たちの「優雅な生活」

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 総選挙に大勝して強権を振るう首相の高市早苗に追加利上げを封じられる一方、中東危機に伴うインフレ対応も迫られて七転八倒の様子の日銀。そんな親元の苦境を他所に、元理事ら日銀OBは優雅な天下りライフを謳歌している。

「総裁の植田和男は利上げ路線を堅持して中央銀行の独立性を守るべきだ」。OB連中は口々に日銀執行部の政治への弱腰ぶりに苦言を呈しているが、現役幹部は「『安全地帯』にいれば何とでも言える」と愚痴ることしきりだ。

 ただ、OBか現役かを問わず、国家公務員を凌ぐ厚遇を享受してきた「特権階級」ぶりには、インフレに苦しむ庶民から怨嗟の声も絶えない。ポピュリズム政治の産物とは言え、高市の国民人気はなお高い。そんな世論に向き合わないまま日銀が利上げ路線を進めようとして、どれだけ支持が得られるだろうか。

10代連続で日銀OB

「日証金、民間出身者が初のトップに」。1月下旬、ネットニュースにこんな見出しが躍った。社長の櫛田誠希(1981年入行、元理事)が4月1日付で会長に退き、後任に元みずほグローバルオルタナティブインベストメンツ最高経営責任者(CEO)で執行役専務の下山田守邦(86年旧日本興業銀行)が昇格する日本証券金融のトップ人事を報じたものだ。1950年の上場以来、10代連続で日銀OBが独占してきた日証金の社長ポストに、メガバンク出身者が充てられたことは市場でもちょっとしたサプライズと受け止められた。

......続きはZAITEN5月号で。

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