2021年03月号

倫理なき企業に「製薬」を名乗る資格はない

【特集・コロナ便乗企業】小林製薬「意図的に誤認を煽る」有害広告

カテゴリ:クレーム・広報

意図的に「優良誤認」広告を展開する小林製薬。2017年にはがん患者を愚弄する広告で非難を浴びたが、新型コロナ禍の今でもその低劣な企業体質は変わらない。悪質な広告は規制されるべきである――。

小林製薬「のどぬ~るスプレー」のテレビCMでは〈ウイルス、のどに入る〉と男性ナレーションが不安を煽る。ウイルスがのどを直撃。満員電車に乗るマスクをした女性が咳き込む。〈だから殺菌、のどぬ~るスプレー。殺菌成分のヨウ素がのどの奥に命中! ウイルスを殺菌・消毒〉スプレーした女性は安心した表情で〈よしっ〉と一言。単純なプロブレム・ソリューション(問題提起、解決をストーリーで見せる広告手法)CMであるが、問題は円形でスパイクを表す棘が表現されているウイルスのイラストだ。このスパイクを表現したイラストがメディアで多用されるようになったのは、新型コロナウイルスが流行してから。

 つまり、このイラストを見れば多くの人々が新型コロナウイルスと誤認するということだ。画面の右下に小さく〈※すべてのウイルス・菌に効果があるわけではありません〉とあるが、「コロナに効く」と誤認させる気満々だろう。

 その証拠として、こんな小型ウェブ広告もある。〈痛いのどにはこんなウイルス・菌が...〉というキャッチコピーの下に写真が並ぶ。左から順にインフルエンザウイルス、アデノウイルス。右端のRSウイルスに挟まれる3番目にコロナウイルスがある。〈だから! ウイルス・菌を殺菌するのどぬ~る‼〉と結ばれている。コロナウイルスを文字と写真で明示しているにもかかわらず、いや、コロナウイルスが明示されているからできないのかもしれないが、ここにはCMにあった〈※すべてのウイルス・菌に効果があるわけではありません〉との注意書きはない――。

......続きは「ZAITEN」2021年3月号で。

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