2021年03月号

クレベリンは首から下げる〝バカ発見機〟

【特集・コロナ便乗企業】大幸薬品「雑貨」で逃げるインチキ商法

カテゴリ:クレーム・広報

「クレベリンは雑貨だから効果、効能は謳えない」と意気揚々とメディアで語るのは大幸薬品の柴田高社長である。トップ自らがインチキ商法をひけらかし、開き直るような企業は許されない――。

コロナ禍で不安にかられた消費者が、科学的には根拠が弱い除菌製品を競って買うという事態が起こっている。そうした製品の代表格が大幸製薬の「クレベリン」である。クレベリンは〈空間に浮遊するウイルス・菌・ニオイを除去〉を謳う空間除菌用品。2020年第2四半期(20年4~9月)の連結売上高109億6700万円に対し、感染管理事業(=クレベリン)は86億2500万円で78・6%を占める。コロナ禍直前の19年4月~12月期の連結売上高101億円に対し、感染管理事業が約61億円で60・2%だから、昨年の前半でクレベリンの売り上げが急激に上がったことが分かる――。

....続きは「ZAITEN」2021年3月号で。

 

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