ZAITEN2022年011月号

九州電力「LNG計画撤退」に経産省が怒り

カテゴリ:企業・経済

「『業界の顔』としての責任をどう考えているのか」。撤退発表から3カ月以上たった今も経済産業省の怒りが収まらない。やり玉に挙がるのは、東京ガスと進めてきた千葉県でのLNG(液化天然ガス)火力発電所計画から足抜けした九州電力。社長の池辺和弘が電気事業連合会会長を務めるにもかかわらず、国策を蔑ろにしたことが許せないようだ。

 同計画は千葉県袖ケ浦市の出光興産の所有地に出力200万級の大型LNG火力発電所を建設し、2028年の稼働を目指すもの。当初は出光も参画していたが、19年に撤退。九電と東ガスの共同プロジェクトとなっていた。

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