ZAITEN2023年05月号

中小企業HD「ねこホーダイ炎上社長」報酬増に疑義

カテゴリ:企業・経済

 月額わずか380円で会員になれば、保護ネコを無料で譲り受けることができて、飼えなくなれば無料で引き取って貰える―。  昨年末、「ねこホーダイ」と名付けられた事業が立ち上がったが、「動物の命を軽視」「ネコをモノ扱いしている」とインターネット上で批判が噴出し、すぐに事業停止に追い込まれた。

 この炎上騒動を起こしたのが、東証スタンダード上場・中小企業ホールディングス(HD)の岡本武之社長(53)だ。  

 現在、ねこホーダイの公式サイトでは「指摘等を踏まえ、体制を整備し......」と事業再開を掲げている。しかし、会員が1万人集まっても月380万円の売り上げであるのに対し、ネコ1万匹の手当ては困難と見られ、そもそもこれが上場企業の事業なのかという疑問がある。 「岡本社長は大のネコ好きで、サービス停止後も、部屋を借りて作った保護施設に通ってネコの世話に明け暮れています。しかし、大半は岡本社長が飼っていたネコとの話まであります。会社の経費を使って個人の趣味に興じているとしか思えません」(同社関係者)
 
......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

オープンハウス子会社メルディア「止まらぬ訴訟連鎖」

オープンハウス「特殊詐欺汚染」疑惑が裁判で浮上

住友商事「日経出禁」の稚拙すぎる広報対応

五洋建設〝急成長〟の陰でトラブル・不祥事続発の「必然」

SBIグループ「北尾経営迷走」で危うい現在地

【特集】SBI北尾「フジ経営参画大失敗」で〝赤っ恥〟

【特集】フジテレビ「カオス総会」後も続く社内混乱

ワークマン「酷暑対策法規制」で株価上昇の皮算用

「時価総額100億円以上」に厳格化 上場基準見直しのグロース市場改革

沢井製薬「特許侵害裁判敗訴」に業界激震