ZAITEN2026年2月号

バルカーに〝仕掛ける〟アクティビストの正体

カテゴリ:事件・社会

 米国のアクティビスト「グランサム・マヨ・バン・オッタールー(GMO)」が、国内中堅化学メーカーのバルカーの株を急速に買い集めており、市場関係者が密かな関心を寄せている。というのも、GMOは他のアクティビストの投資先に出資し、漁夫の利を得る形で利益を上げる「コバンザメ」(市場関係者)というのが定評にもかかわらず、今回は単独で動いているように見受けられるからだ。この市場関係者は「好戦的な〝サメ〟になろうとしているのかもしれない」と警戒する。

 GMOの知名度は低いが、実は多くの日本企業の株式を保有する。ここ数年ではマクセルや兼松、マンダム、HUグループホールディングス、ホギメディカルに出資して、概ね「純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこともありうる」とその目的を説明している。  

 そのホギへのGMOの振る舞いについて、ある疑念が生じている。2025年の株主総会で、ホギがアクティビストの米ダルトン・インベストメンツから株主提案を受けた際、「実は『賛成票は投じない』とGMOは言っていたのです」と同社の関係者は明かす。
 内々とは言え、GMOが反対の意向を示したことで、ホギ経営陣は「可決されない」と踏んでいた。  だが、蓋を開けるとダルトンのジェームズ・ローゼンワルド最高投資責任者(CIO)を取締役とする株主提案は僅差で可決された。

......続きはZAITEN2月号で。

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