ZAITEN2026年4月号

制作スタッフへの補償問題が浮上

KADOKAWA「映画制作中止」で報酬未払いトラブル

カテゴリ:事件・社会

 アイドルグループSixTONESの松村北斗と女優・芳根京子がW主演する映画『神と野獣の日』は今年、「角川映画50周年作品」として上映されるはずだったが、昨年9月、クランクイン直前のタイミングで制作中止となった。中止の理由は、予算が大幅にオーバーしていたことで、制作側がストップを掛けたということだ。周年記念作品がこんな形で終わるというのは、異例のことだ。  

 ただ、この件はこれで終わらない。突然の中止で、制作スタッフへの補償問題が浮上。同作品は昨年春頃から制作準備が始まり、制作スタッフとの契約も5月頃には交わされていた。

「本作品は大作なので普通の映画より準備期間が長く、私は5月から拘束されていました。主役のスケジュールが11月20日までしか空いておらず、10月の頭にはクランクインしなければならない状況でした。そこで9月半ばから、空撮や情景、LEDディスプレイ素材などの役者が絡まない撮影をし始める予定でした。それが半月前に迫ったタイミングでの中止勧告でした」(制作スタッフ)

 撮影は1月にクランクアップの予定だったのでスタッフは当然、それまでに別の仕事を入れずにいた。そのため、制作側がスタッフに補償を含めてどうギャラを支払うかという問題が当然出る。そこでKADOKAWA側が提示したのは、9月分は契約通り支払い、補償として10月に1カ月分の報酬を支払うこととした。スタッフ側としては11月以降の数カ月分のギャラを失うこととなった。そのため一部スタッフが不服を申し立てる。しかし、KADOKAWA側は多数のスタッフが会社提示の条件を受け入れているので、一部に対してそれを上回る補償を出すことはできないとし、訴えを受け入れなかった。

......続きはZAITEN4月号で。

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