ZAITEN2026年7月号

【著者インタビュー】

【著者インタビュー】『書店を守れ!』作家 今村翔吾

カテゴリ:インタビュー

書店を守れ!
祥伝社/¥930+税

いまむら・しょうご―1984年京都府生まれ。関西大学文学部卒業。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。22年に『塞王の楯』で第166回直木三十五賞を受賞。25年に『イクサガミ』がNetflixにてドラマ化、26年には『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』がTVアニメ化された。本の魅力を発信し、本を通じて地域の発展事業などを展開する一般社団法人「ホンミライ」の代表理事を務め、3店舗の書店経営者の顔も持つ。

書店、出版社は本当に必要なのか? 直木賞作家が挑む書店の〝変〟

―書店数は20年前と比べて約半数となり、減少傾向が続いています。全国的には書店のない自治体が約3割を占めていて、長野県などは半数以上の自治体に書店がないという状況です。以前と比べて出版物全体の販売額に大きな変化はなく、電子書籍の売り上げを念頭に置いても、書店の存在意義はますます問われていますね。 

 問われていると思います。出版不況や町の本屋が減っていることは、みなさんよくご存じだと思いますが、書店が置かれている現状をどうにか読者のみなさんに知ってほしくてこの本を書きました。  

 個人的には紙の本と書店は教育や文化という観点で必要不可欠だと考えています。ただ、書店の存在意義について業界関係者がよく持ち出すのが「出会い」という要素。「町の書店には、予期せぬ出会いという魅力がある」ということに頼りすぎていて、ほかにアピールできる強みが見当たらない。書店に足を運んでもらうためには、以前からもっと別のアプローチが必要で、読者から迫られていたのだろうなと感じています。

......続きはZAITEN7月号で。

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