ZAITEN2026年8月号
〝頭痛のタネ〟
NHK井上新会長の船出に水を差す「情報棟開業延期」「敏腕Pセクハラ疑惑」
カテゴリ:企業・経済
「ようやく会長職を取り戻すことができた」
NHK内部からはそんな声が漏れ聞こえている。今年1月25日、NHKの第25代会長に、それまで副会長を務めていた井上樹彦が就任した。NHK内部から会長に昇格するのは実に18年ぶりのこと。放送業界に詳しくない会長たちに振り回されてきた過去があるだけに、NHK内部の喜びはひとしおだ。しかし、そんな〝お祭り騒ぎ〟に水を差すような出来事が起きている。
局の空気を変えたIBM訴訟
NHKは東京・渋谷の放送センターについて、施設の老朽化や狭あい化、そして機能の陳腐化が進んでいるとして、2016年に全面建て替えの基本計画を発表。段階的に「情報棟」「制作事務棟」「公開棟」などに建て替える方針を明らかにしていた。
目玉となるのが「情報棟」だ。国内外に向けた報道や情報発信を行う新たな拠点で、報道機能を集約しニュースセンターなどが入居することになっている。建設費は657億円。地上11階、地下1階のモダンアート風の建物は24年10月に完成しており、放送設備などを整備して今年5月のゴールデンウィーク明けにも本格稼働となる予定だった。
ところがだ。事情に詳しい関係者によれば、本格稼働の直前になってニュース放送の肝となるシステムが全く使い物にならないことが明らかになったというのだ。
......続きはZAITEN8月号で。
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