ZAITEN2026年8月号

「ジュリー・キムってどんな人?」

武田薬品「ジュリー・キム新社長」就任早々から前途多難

カテゴリ:企業・経済

 国内最大手の製薬会社である武田薬品工業が6月、12年ぶりの社長交代を迎えた。同社初の外国人トップとして話題となったクリストフ・ウェバーからジュリー・キムにバトンタッチした。キムは韓国系米国人で、2019年に武田が買収を完了したアイルランドの製薬大手シャイアーの出身。もちろん、武田にとって初の女性社長にもなる。

 14年6月の就任以降、ウェバーはグローバル化の名の下、日本企業としての武田を解体する〝外資化〟を徹底し、多くの人材や組織をリストラした。前任社長である長谷川閑史との間には「次は日本人に戻す」との密約があったとまことしやかに囁かれていたが、結局、2代連続で外国出身者がトップとなり、本社は日本にあるが、実質的には米ボストンという「働かない高給取りの外国人が跋扈する」(武田元幹部)グローバルメガファーマに様変わりした。

 そんな栄えある武田を率いる立場に就いたキムだが、その船出は前途多難の様相である。

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