ZAITEN2026年8月号

【著者インタビュー】

【著者インタビュー】『エプスタイン文書の衝撃』作家 小林雅一

カテゴリ:インタビュー

エプスタイン文書の衝撃
宝島社新書/¥1100+税

こばやし・まさかず―作家。ジャーナリスト。KDDI総合研究所リサーチ・フェロー。東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科修士課程修了。東芝、日経BP、在米メディアの勤務を経て現職。おもな著書に『5Gの衝撃』(宝島社)など。

空前絶後の性犯罪が暴いた〝シリコンバレーの住人たち〟の偽善

―現在も新情報が日々報道される「エプスタイン文書」の内容に世界中が驚愕しています。

 周知の通り、ジェフリー・エプスタインは、欧米やロシアを中心に世界中で少女たちを買春、性的暴行した罪などで起訴され獄中で死亡したアメリカの大富豪です。エプスタインは世界中の政財界、王室に人脈を持ち、彼らに少女たちを斡旋する人身売買ネットワークを構築していました。アメリカ当局による捜査資料など、いわゆる「エプスタイン文書」の内容やエプスタイン自身の生い立ちに迫ったのが、『エプスタイン文書の衝撃』(宝島社新書)です。

「エプスタイン文書」は、約650万㌻におよび、仮に紙に印刷して重ねると約650㍍、東京タワー2倍の高さに匹敵する途轍もない情報量になっています。うち、300万~350万㌻が公開されていますが、アメリカの報道機関によれば、専門チームを編成したうえで解析しても、数年はかかるということです。

 そのため、本書執筆以降もいくつかの新事実が明らかになっています。たとえば、エプスタインの遺書のようなメモの存在が明らかになっています。  

 2019年7月、2度目の逮捕の後、拘置所に収監されたエプスタインは、8月には留置所内で自殺したと見られる遺体が発見されました。この自殺をめぐって不可解な点が複数あります。

......続きはZAITEN8月号で。

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