2020/12/01

「スペースジェット」頓挫の陰で佃和夫、大宮英明、宮永俊一ら 歴代"A級戦犯"トップの責任は不問に……

三菱重工「終わりなき経営危機」

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ようやく三菱スペースジェットの事実上の凍結を発表した三菱重工。しかし、歴代トップの責任は不問に付され、深刻なモラルハザードが重工を覆う。重工はすでに立ち直れない瀬戸際にある―。

「『魚は頭から腐る』という諺を思い起こした」―。三菱財閥グループの有力企業首脳は、「御三家」の一角である三菱重工業の経営危機の惨状をこう表現する。重工は10月23日、開発に1兆円もつぎ込んだ挙げ句、1機も飛ばせていない国産旅客機事業「三菱スペースジェット(MSJ)」開発を事実上凍結すると発表した。

 これだけの巨額損失を出しながら、会長の宮永俊一(1972年入社)や、その「腰巾着」(有力OB)と揶揄される社長の泉沢清次(81年入社)をはじめ、無謀な事業を推し進めてきた歴代トップが誰一人として経営責任を取らない。その様が、前出の三菱グループ首脳には「モラルハザードの極致」と映ったというわけだ。

 その1週間後、泉沢が公表した新たな中期経営計画(2021~23年度)によると、MSJの開発予算は前中計から95%も削られ、開発部隊も配置転換などのリストラでほぼ解散状態に。子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)など、開発現場には「もう終わりだ」と絶望感が広がる。しかし、泉沢は「事業撤退」とは決して認めず、「事業を今後、どうするかは市場の回復次第」などとはぐらかしている。

......この続きは「ZAITEN」2021年1月号で

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