2021/02/01

本業凋落そっちのけで“新旧異端トップ”が権力闘争

三菱UFJで続く「半沢直樹なき暗闘」

カテゴリ:企業・経済

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「副頭取や専務13人抜き 常務から初」「業績を『倍返し』で好転させられるか」―。

 三菱UFJ銀行(MUBK)が昨年12月24日のクリスマスイブに発表した次期頭取に取締役常務執行役員の半沢淳一(1988年旧三菱銀行、東大経卒)を起用する(4月1日付)というニュースは、大手金融機関のトップ人事としては異例と言えるほど、お茶の間やSNSでも話題を呼んだ。金融界でひと際お堅いイメージが強い三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中核銀行頭取にまだ50代半ばの常務が抜擢されたサプライズもあったが、ワイドショーで取り上げられ、ツイッターでも注目トピック入りしたのは、本人が人気ドラマ「半沢直樹」の主人公と同姓の上、原作者の池井戸潤と旧三菱銀同期入行という経歴の持ち主だったためだろう。

 半沢は記者会見で「ドラマのお陰で注目されるのは有難い」とジョークまじりに語ったが、MUFGを覆う惨状から目を逸らさせるには、お誂え向きの抜擢人事と言える。というのも、次期頭取人事を巡っては現頭取でMUFG副会長の三毛兼承(79年同、慶応大卒)と、現MUFG会長の平野信行(74年同、京大卒)の間で醜悪な権力闘争が展開されていたからだ(本誌前号参照)。しかも、半沢体制が決まった今でも「老兵同士の遺恨は消えていない」(グループ役員)といい、日本最大のメガバンクの経営の先行きは前途多難だ。

......続きは「ZAITEN」2021年3月号で。

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