2021年06月号

何て答えるの?

千疋屋総本店 フタを開けると手がベタベタ 老舗の〝高級プリン容器〟

カテゴリ:クレーム・広報

千疋屋.jpg

 千疋屋総本店といえば、江戸時代から続く老舗中の老舗の果物専門店。その名店の高級プリンの容器が問題視されている。

〈日本橋の千疋屋総本店で「苺ミルクプリン」を買ったところ、特に揺らしたわけではないのに、箱の中でソースの液だれがありました。また、カップの中皿に入っている練乳ソースをプリンに注いで食べるのですが、中皿のフタを取ろうとしたところ、フタにもいっぱい練乳がついていて、手がベタベタになってしまいました。中皿には注ぎ口もなく、我が家の子どもや老人たちはうまく注げず、テーブルもベトベトになりました。

 私が思うに、このプリンの容器が問題なのではと思います。注ぎ口を工夫したり、あんみつの蜜のように、ボトルに詰めたりするべきではないでしょうか。味は申し分ないのに残念です〉(読者のメールより)

 早速、東京・日本橋の千疋屋総本店に確認しに行った。

 千疋屋のプリンはどれも600円以上する高級品だ。ショーケースには「苺ミルクプリン」の他にもたくさんの種類のプリンがうやうやしく並んでおり、みな同じ容器に入っていた。店員に聞いたところ、季節のフルーツを使ったプリンは売れ筋で、午前中で売り切れてしまうこともあるらしい。聞き込みを一通り終え、数点の高級プリンを購入し、編集部へ戻った。しかし、箱を開けるとすでにフタの隙間から液漏れが―。

......続きは「ZAITEN」2021年6月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

サンドラッグ「取材を勝手に断ろうとする代表電話」

警察庁「回答期日無視などの呆れた広報対応」

ワークマン「〝監修〟を〝コラボ〟と宣伝する図々しさ」

JR東日本「発車メロディの〝改悪〟」で企業広告の違和感

TOHOシネマズ「対応部署がはっきりしないグダグダ広報体制」

TOHOシネマズ「無料鑑賞特典制限」が不親切でセコい

東武鉄道「定期券を継続購入出来ない券売機」

LIXIL「迷惑なトイレの点滅機能」消費者軽視の半強制点検

丸ノ内ホテル「お釣り渡し忘れ事件」に学ぶ危機管理

JR東日本「震災事故対応する駅員への〝不信感〟」