ZAITEN2022年04月号

「地銀消滅」新書に〝殿様地銀〟山陰合同銀行が激高したワケ

カテゴリ:企業・経済

 2月号の本誌書評欄でも取り上げた『地銀消滅』(平凡社新書)。地銀に迫る近未来像を描いた同書を巡って、ちょっとした異変が起きていた。 「昨年11月の発売当初はあったカラー写真付きの〝帯〟が外されて、今、書店では無味乾燥な新書の表紙だけになっているのです」(大手書店関係者)  新書は内容に関係なく、定型のカバーが一般的。そのため、書籍の腰巻き部分の帯でいかに特色を出すかが、出版社の腕の見せ所となる。ところが、そんな帯が一斉に外されたのだ。 「帯の写真を巡って関係筋から強烈なクレームが入ったそうですよ」(先の書店関係者)  そもそも、帯の写真は田舎町にそびえ立つ巨大インテリジェンスビル。どこぞの地銀本店のようだが、「島根・松江の山陰合同銀行さんですよ」とは西日本の某地銀の東京支店行員。

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