ZAITEN2022年05月号

予算採決を欠席した「維新」国対委員長の大甘処分

カテゴリ:政治・国際

 2月22日の衆院本会議。国民民主党が2022年度予算案に賛成したことばかりが注目されたが、その裏ではお粗末な事件が起きていた。なんと日本維新の会の国対委員長、遠藤敬が採決を欠席していたのだ。
 国対委員長は、党の国会対応の責任者で最高幹部。維新は予算案に反対することになっていたが、いざ採決となると遠藤の姿がない。周りも慌てるが、どうにもならなかった。

 維新のある議員は「所用で外に出ていたところ、議場が閉鎖され入れなくなった。党方針に逆らったわけでない」と強調するが、国対委員長が予算採決で欠席とは与野党を問わず前代未聞だ。
 1週間後の2月28日、維新は「重要な職務懈怠があった」として遠藤を厳重注意処分にしている。しかし、他党の議員は「自民や立憲民主ならマスコミが大騒ぎし、場合によっては国対委員長辞任では。処分の出るスピードも遅い」と指摘する。

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