ZAITEN2023年05月号

【企業倫理を問う!】

ダイドードリンコ「故・笑福亭笑瓶」の出演CMを垂れ流し」

カテゴリ:クレーム・広報

〈2月26日の夜7時頃、家族で食卓を囲みながらBSイレブンを見ていたら、テレビショッピング番組でダイドードリンコの「ロコモプロ」という健康補助食品を紹介していました。  

 驚いたことに、それを紹介していたのは4日前の22日に急性大動脈解離で亡くなった笑福亭笑瓶氏でした。  

 しかも10年後の健康の重要性まで語っていました。故人が未来の健康を語るこの状況、一体どうなっているのでしょうか〉(読者からのメール)

 ダイドードリンコは、大阪中之島に本社を構える清涼飲料メーカーだ。同社の自販機をご存知の読者も多いだろう。中にはおしゃべり機能を搭載したものもあり、1台で116フレーズものおしゃべりをするのだという。

 80年代前半では機械がしゃべることに対して世間の馴染みが薄く、困惑する人が多かったそうだ。90年代後半以降、郵便局や銀行のATM、駅の券売機などのしゃべる機能が広く普及し、次第に世間に受け入れられていった。

 そんな同社は通販で「ロコモプロ」などのサプリメントも販売している。

 それにしても、読者からの情報は驚きだ。そこで、話を聞くために広報担当の同社マーケティング部に電話したのだが、電話に出ないため、以下の質問をメールで送った。

①笑福亭笑瓶氏が出演する「ロコモプロ」の通販番組を同氏が亡くなった後もBSイレブンにて放映していた事実を知っているか?

......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

グンゼ「下着に縫いつけられた〝紙タグ〟が取れない」

日本ケンタッキー「アプリ改善は事実上〝やる気なし〟」

東海東京FH「回答無視を超える〝神経逆撫で回答〟に唖然」

くら寿司「高速レーンで『お寿司がコロリン』でも広報対応はあっぱれ」

ブリヂストン 消費者を〝ひっかける〟サブスク 「追加料金商法」の姑息

東急東横線 専用車両はガラガラ「混雑悪化Qシート」

横浜銀行 お粗末なミスで「読みとれないQRコード」

アイリスオーヤマ「消費者軽視の言い訳は〝噴飯物〟」

ミスターミニット「下請企業を蹂躙する〝みずほ出身社長〟の横暴」

三井住友信託銀行「手のひら返しで態度一変」