ZAITEN2023年07月号

【インタビュー】河合雅司 未来の年表

河合雅司「歯止めがきかない人口問題は価値観から変えていく外ない」

カテゴリ:インタビュー

未来の年表
人口減少日本でこれから起きること
河合雅司
講談社現代新書/¥920円+税

かわい・まさし―1963年名古屋市生まれ。中央大学卒業後、産経新聞社入社。同社論説委員などを歴任後、一般社団法人人口減少対策総合研究所理事長。高知大学客員教授、厚労省ほか政府の有識者会議委員も務める。著書に『未来の年表』(講談社現代新書)、『日本の少子化 百年の迷走』(新潮選書)など多数。

―上梓のきっかけについて教えてください。

 読者の方から要望が強かったことがきっかけです。出版前に2回増刷がかかり、私の本の中で一番滑り出しよく売れています。  

 今後、マーケットは縮小し、すべての業界が右肩下がりになっていくと予測しています。外国人がほとんど入ってきていない日本の場合、出生数の減少がそのまま総人口の減少に繋がります。人口は過去の出来事の未来投影。今年生まれた子供の数を計算すれば、20年後の20歳人口をほぼ言い当てられます。  

 したがって、国内マーケットの縮小は30年先まではほぼ言い当てられます。また、日本の少子化対策は遅れているというより、ほぼ手付かずだったので、取り返しのつかないところまできています。

......続きはZAITEN7月号で。

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