ZAITEN2023年09月号

Meiji Seika ファルマ トップ「永田町詣で」の成果

カテゴリ:企業・経済

 本誌既報の通り、盟友・塩野義製薬社長の手代木功よろしく、「永田町詣で」を繰り返しきたMeiji Seika ファルマ社長の小林大吉郎。一連の動きが功を奏したのか、同社が製造販売中の抗菌薬のうち、4品目が経済安全保障推進法に基づく特定重要物資に指定され、薬価の下支え措置などで収益確保と再投資の見通しが立った。小林はこの結果に「俺が永田町や霞が関にロビーイングしたからだ」と鼻息を荒くしているそうだが、今度はその矛先が医療機関に向きつつある。

「今回、薬価の上がった抗菌薬について、小林は『納入価格が仕切価格を1円でも割った医療機関には供給しなくて結構』と言っているのです」と同社関係者は声を潜める。

......続きはZAITEN9月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

ワークマン「酷暑対策法規制」で株価上昇の皮算用

「時価総額100億円以上」に厳格化 上場基準見直しのグロース市場改革

沢井製薬「特許侵害裁判敗訴」に業界激震

UBE「お笑い芸人のパパが社長」1兆円企業への夢物語

JERA〝流出人材の梁山泊〟と〝魔性の女〟

西武HD「資産売却」の仰天〝タコ足〟商法

【特集】KADOKAWA「コンプラ崩壊」の現在地

「脱創業家社長」を2年でクビにしたカシオで続く〝果てしなき漂流〟

【特集】製薬業界〝火花散る〟波乱の総会展望

【特集】「株主優待」に依存する企業のあさましさ