ZAITEN2024年05月号

【企業倫理を問う!】

警察庁「回答期日無視などの呆れた広報対応」

カテゴリ:クレーム・広報

読者から寄せられる企業の製品、サービス、広告等についての疑問や指摘について、読者に代わって調査取材を試みる本稿。  

 今回は、クロスボウ(ボウガン)の所持が原則禁止され、許可制になるという警察庁のポスターが駅構内等に掲示されていることについて、違和感を訴える読者から以下のような指摘があった。

〈告知としては対象が限定的すぎるし、もっと有効活用される情報を発信すべきではないか〉

 そこで編集部は、この読者からの指摘をもとに警察庁広報室に取材を試みた。

 警察庁代表電話から広報室に取り次いでもらい、質問状を送付したい旨を伝えたところ、電話口の担当者は〈3月中に回答ができない場合があるが承諾できるか〉と尋ねてきた。取材日は3月15日で、3月末までまだ2週間ある。それほど時間がかかることに驚いたが、それでは今月号に間に合わない。時間がかかるのは年度末だからかと聞くと、〈詳細は申し上げられないが事務所の都合〉との回答であった。

......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

サンドラッグ「取材を勝手に断ろうとする代表電話」

警察庁「回答期日無視などの呆れた広報対応」

ワークマン「〝監修〟を〝コラボ〟と宣伝する図々しさ」

JR東日本「発車メロディの〝改悪〟」で企業広告の違和感

TOHOシネマズ「対応部署がはっきりしないグダグダ広報体制」

TOHOシネマズ「無料鑑賞特典制限」が不親切でセコい

東武鉄道「定期券を継続購入出来ない券売機」

LIXIL「迷惑なトイレの点滅機能」消費者軽視の半強制点検

丸ノ内ホテル「お釣り渡し忘れ事件」に学ぶ危機管理

JR東日本「震災事故対応する駅員への〝不信感〟」