ZAITEN2024年10月号

【企業倫理を問う!】

サンケイビル「時代錯誤」イルカショー水族館を開業

カテゴリ:クレーム・広報

 1987年に神戸市により開設され、2017年に民営化と建て替えが決定した「神戸市立須磨海浜水族園」。昨年5月に閉園し、フジサンケイグループのデベロッパー、サンケイビルを代表とする7社で構成する共同事業体が市から再整備事業を受託し工事が進められてきた。そして今年6月1日、サンケイビルの100%子会社である「グランビスタホテル&リゾート」運営のもと、新水族館「神戸須磨シーワールド」と、その公式ホテルである「神戸須磨シーワールドホテル」がオープンした。

 シーワールドの広報資料で特にアピールされているのが、「西日本で唯一」のシャチの展示、そしてイルカの生態を間近で学べると謳う施設だ。シーワールドにはシャチのパフォーマンスが楽しめる「オルカスタディアム」やデジタルツールを利用したシャチに関する教育ゾーン「オルカラボ」、大きな窓越しにシャチを観ながら食事ができるレストランのほか、イルカとふれ合える「ドルフィンビーチ」やイルカがパフォーマンスする「ドルフィンスタディアム」などがある。


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