ZAITEN2024年12月号

5000万円は「SNSの広告宣伝費」

タマホーム「坊っちゃん社長」の広告費独断使用疑惑

カテゴリ:企業・経済

 本誌11月号では、〈タマホーム〝坊ちゃん社長〟は動画配信の「投げ銭」に夢中〉と題してタマホーム社長・玉木伸弥の〝奇行〟を報じた。   

 改めて記事の概要を説明する。  

 コロナ禍中にワクチン接種の禁止、接種した場合は自宅待機を命じ、その間は欠勤(無給)扱いにするという社内資料が当時の『週刊文春』に暴露された同社。〝反ワク〟の音頭を取っていた玉木は、社内では有名な〝陰謀論者〟だという。  

 ある社員によると〈とにかくインターネット上に多々ある陰謀論を本気で信じてしまう〉といい、2020年のアメリカ大統領選挙の際には、「バイデンには影武者がいる」と本気で信じており、社内で吹聴していたとか。  

 創業家2代目が社長を務める同社では、玉木のイエスマンになることが出世の条件ということで、社員は陰謀論に対して適当な相槌ではなく、本気で信じている〝フリ〟をしなければならないというから驚きである。  

 そんな玉木が最近出社しないと社内はざわついているという。前出の社員によると〈どうやら自宅マンションに別の部屋を借りてそこに引きこもり、配信アプリなどの〝投げ銭〟に夢中になり月に5000万円も費やしている〉というのだ。  

 この件について同社に事実確認の取材を行ったが、〈個人のプライベートについては回答を差し控える〉と事実上の無回答であった。

謎の広告宣伝費

 ここまでが本誌11月号で報じた内容。しかし、その後、回答期日を過ぎて、同社から改めて玉木の投げ銭について回答があった...。

......続きはZAITEN12月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

【特集】製薬業界〝火花散る〟波乱の総会展望

【特集】地銀「モノ言う株主・金融庁連合」で強まる再編圧力

【特集】東京電力「資金繰り破綻危機」で問われる経営責任

【特集】SBI北尾吉孝「フジテレビ支配」の野望

【特集】フジテレビ「経営陣 vs. アクティビスト」全面抗争

日本郵政「増田トンズラ」で沸き立つ旧郵政官僚

東京メトロ「1兆円上場」でも〝半官半民〟の限界経営

エーザイ〝不肖息子〟への代替わりに拭えぬ不安

野村不動産〝二流デベロッパー〟の証

三菱商事〝子煩悩老人〟垣内会長愛娘の配属先決定