ZAITEN2025年01月号

SNSで〝後出し〟解説

エネオス「高額ギャラ女優を起用した無駄遣いCM」

カテゴリ:クレーム・広報

 消費者への訴求力が高いテレビCM。訴求力が高いだけに、地上波の全国放送では、莫大な費用がかかる。そんなCMに〝意味不明〟などという無駄は許されない。

 だが、石油元売り大手ENEOSのCMがまさしく"意味不明"だと話題になっている。

 件のCMは、2024年8月下旬からテレビ放送されている「いかなきゃ」シリーズの「いかなきゃ 給油篇」。タレントでENEOSアンバサダーの大泉洋扮するサービスステーションのマネジャーと女優の川口春奈扮するドライバーの客が日常的な掛け合いを繰り広げるというもの。

 CMでは、給油に訪れた川口が、大泉に対して喫茶店での出来事を語る。普段紅茶を注文する川口に「いつものですね」と出されたものはラテだった、というたわいもない話なのだが、大泉のオーバーリアクションと、やや天然風な川口のやり取りがテンポよくコミカルに描かれている。シリーズは給油篇のほか、「ある日篇(A・B)」、「洗車篇」、「オイル交換篇」、「コーティング篇」といったバージョンもある。

 このCMは何を訴求しているのか。新サービスの宣伝なのか。給油シーンの途中、「アプリでらくらく『いつもの』給油!」というメッセージとスマホのアプリ画面が映るが、アプリは新サービスではない。CMを見ても、大泉と川口の掛け合いばかりが印象に残り、アプリの印象は非常に薄い。やはり〝意味不明〟だ。


......続きはZAITEN1月号で。

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