ZAITEN2025年06月号

表に出せない㊙裏話

【特集】現役・OB匿名記者座談会

カテゴリ:事件・社会

 多くの記者は地方勤務経験があると思いますが、地方ならではのエピソードはありますか。

 地方は基本的に車社会なので通勤・取材も自家用車。これはどこも同じだと思うのですが、若手時代に赴任した九州の田舎の支局でもNHKだけは別格で、すべてタクシーでした。

 たとえば選挙になると、総理は遊説で全国に飛び回るが、政治部の総理番記者も当然それを追いかける。新聞社もテレビ局もカネに余裕のあるところは記者も複数人出してタクシーも使いまくっていたな。

 全国紙でもカネのない新聞社やブロック紙は記者同士で相乗りは当たり前で、それぞれ別に取材した遊説内容を交換し合ったりしているようだ。

 地方で事件取材をすると、現場近くに自家用車が停められず、結構離れたコインパーキングを使うことがざらでしたね。

 社会部だと地方回りの時代って周囲もみんな入社間もない若手が多いですし、同期みたいな感覚が芽生えますよね。

 毎日顔合わせてますからね。顔も知らない本社の部長クラスより当然親近感が沸きます。

 職場恋愛や結婚じゃないが、地方記者クラブが出会いのきっかけというのは記者あるある。

 記者とはいえ男と女。痴情のもつれというのもよくある話。現役時代に息を飲むような美人の女性新人記者が部下として配属されたが、同じ記者クラブ内で最初は某テレビ局記者との交際がすぐに噂になった。しばらくすると別の新聞社の若手記者に乗り換えたようだった。フラれたほうは毎晩キャバクラで随分派手に憂さ晴らししていたとか。

 都内の某記者クラブ所属の現役記者Xは、不特定多数の女性記者と交際していることで有名です。クラブ内の他社の女性記者にも手を出しているようで「さすがにヤリすぎ。いつか刺される」と不穏当な噂もまことしやかに聞こえてきます。

......続きはZAITEN6月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

帝京大学「冲永理事長夫妻」の〝公私混同〟疑惑

いわき信組の「乱脈経営」は金融庁の怠慢

【特集】「香害」を垂れ流す消費財メーカーの大罪

厚労省の「6億円民間病院融資」が〝くせ者〟に流出

福島第一原発「経産省補助金」が〝コンプラ問題企業〟へ

目白大学「裁判敗訴」でも居座る〝天下り理事長〟

NHK「旧ジャニーズ問題検証番組」で〝証言者〟に脅迫疑惑

オープンハウス「社員が詐欺事件逮捕」にも沈黙

【特集】山口放送「違法総会運営」を最高裁が断罪

【特集】天下りのために「親子上場」粗製乱造の愚