ZAITEN2025年09月号

「行き過ぎたホワイト化」

オープンハウス子会社メルディア「止まらぬ訴訟連鎖」

カテゴリ:企業・経済

 本誌6月号ではオープンハウス(OH)子会社の「メルディア」で、複数の泥沼訴訟合戦が争われていることを報じた。  

 概略を記せば、同社が単独で東証プライム上場企業だった「三栄建築設計」時代に、創業社長の小池信三氏と反社会的勢力との関係が浮上。2023年6月に東京都による暴力団排除条例に基づく勧告を受け、小池氏と会社の関係を遮断、いわゆる「ホワイト化」が行われた。と同時に、同年10月にOHによる株式公開買い付け(TOB)が完了するとOHの子会社となり、社名も24年3月にメルディアに変更した。

 そしてホワイト化では、「(小池氏と)親しい」とか「影響力が及びかねない」などといったことを理由に、〝小池的なもの〟全ての排除が行われたため、徒に排除された取引業者の金銭補償や、元役員の退職金の支払いを求める訴訟に発展しているというものだ。  今回、更なる強引な排除が行われたとして、やはり訴訟に発展していることが判明した。

 今度は元執行役員が左遷の憂き目に遭い、加えて社内の「取引禁止業者リスト」なるものに名前を加えて住所まで晒されるという「プライバシー」侵害まで行っていたというものだ。

 23年6月の勧告直後、同社執行役員兼経営企画本部長だったA氏は配置転換を命じられる。理由は「小池氏と近い」から。役職名は執行役員兼プロジェクト管理本部長で横滑りのようだが、同部は、1人だけの形だけ部署だった。執行役員の名がありながら、「経営刷新会議」の重要な会議には参加させてもらえないまま、9月には、内部監査室長へ降格。月給は約3分の1を減らされた。もちろんこちらも1人部署だ。同社に入社以来、順調にキャリアを重ねてきたA氏だったが、こうなってはもはや飼い殺し状態。

......続きはZAITEN9月号で。

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