ZAITEN2025年10月号

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モデルナ日本法人「工場建設中止」で再燃する日本撤退説

カテゴリ:企業・経済

 コロナ禍において、いち早くメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを開発した米製薬会社モデルナが苦境に立たされている。8月1日発表の25年4~6月期決算は、売上高が前年同期比41%減の1億4200万ドルと大幅減収。稼ぎ頭の新型コロナワクチンの不振が大きく響いた格好だ。ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は10%を超す人員削減を行うと発表。年末には社員を5000人弱にまで減らす模様だ。

 こうした状況を背景として、日本市場からの撤退観測が再燃している。  

 新型コロナワクチンが全く売れず、日本法人の赤字常態化は既報の通り。加えて今回は、バンセルCEOが示した人員削減が日本事業の縮小・撤退の「引き金になるのでは」(業界関係者)との噂が広まっている。

......続きはZAITEN10月号で。

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