2020/10/01

月刊ゴルフ場批評37

「ギャツビイゴルフクラブ」批評

カテゴリ:月刊ゴルフ場批評

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今回は東京から車で約1時間の静岡・御殿場エリアにある「ギャツビイゴルフクラブ」。「ギャツビイ」と聞くと「マンダム」と答えた貴兄は昭和の生まれ?

 コース名の由来を調べるとアメリカの作家、スコット・フィッツジェラルドの名作『グレート・ギャツビー』にちなんでいるとか。小説に描かれている大富豪ジェイ・ギャツビーの大邸宅で毎晩開かれていた晩餐会のように、「紳士・淑女の集う社交場」となるようにとの願いが込められているそうだ。小説の主人公の名を冠したコースなんて初めてだ。

「うーん、マンダム」のイメージで出かけたものだから、あまり期待はしていなかったが、クラブハウスに一歩足を踏み入れてビックリ。3階ほどの高さがあろうかという吹き抜けの造りで、一面ガラス張り。ガラス越しに望む屋外はレストランのオープンテラスに続く前庭という、いかにも気分よさそうなスペースが広がっている。

 テラス中央の大木が涼しげな日陰をつくり、天蓋付きのテーブル&チェアに高級ソファのスイングベンチ。可憐な花が咲き乱れる花壇までしつらえられている。

 これが「グレート・ギャツビー」の世界なのか。名ばかりではなく、小説の世界観をクラブハウス前に演出して見せるとは、タダモノではない。

 心地よいソファに身を任せていたら、あっという間にスタート時間。この日はインスタートで雄大な富士を目がけてドライバーをかっ飛ばそうと意気込んだが、パー3のショートホールで出鼻をくじかれた。

 同伴のメンバー女史は、「ここはアウトとインでコースが極端に違うんですよ。ブラインドが多くて傾斜も厳しいインと、雄大で比較的フラットなアウト。どっちからスタートするかで、コースの印象は変わりますね」と言う。

 厄介な方からのスタートかぁ。続く11番もパー3で厳しい谷越え。その後も激しい打ち上げやドッグレッグホールが続き、息つく暇もない。「フィッツジェラルドの庭」で味わったゆったりムードは、いったいどこへやら。

 確かにアウトに入ってレイアウトは一変。1番、2番と今度はパー5が続くが、どちらも思いっきりドライバーを振り回せる広々としたフェアウエーだ。ところどころに昨年の台風の傷跡はあるが、プレーイングエリアはよく整備されていて、グリーンも上々のコンディション。

 ボール拭きのタオルにグリーンフォークを縫いつけたり、フェアウエー乗り入れ可能な1人乗りEVバギーを導入。「今の社長が意欲的で、新しいことにチャレンジしているんです」(前出のメンバー)という姿勢は評価できる。

●所在地 静岡県駿東郡小山町新柴504-1 ●TEL 0550-76-0814 ●開場 1989(平成元)年8月1日 ●設計者 佐藤毅 ●ヤーデージ 18ホール、6456ヤード(Aグリーン使用時・バックティ)、パー72

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