ZAITEN2022年09月号

在阪マスコミと維新を従えるナニワの帝王

ヨシモト城下町ルポ「大阪支配」の現在地

カテゴリ:企業・経済

 大阪の象徴、歓楽街ミナミに鎮座する「なんばグランド花月(NGK)」。

〝笑いの殿堂〟を称する1987年開業の演芸場である。  劇場では桂文珍、西川きよし、オール阪神・巨人ら大御所も登壇する漫才や落語、大阪名物である吉本新喜劇の公演を連日催している。だが、平日昼の回に行ってみると想像以上に客入りは寂しい。858席ある客席のうち修学旅行生の団体客も含めて埋まっているのは2割程度だ。 「コロナ以降の平日では200人も入れば御の字。一番少ない時は十数人の回もありました」(劇場関係者)

 NGKは吉本興業ホールディングス(HD)の本店・大阪本部の所在地でもある。登記簿によると、土地の所有者は大成土地なる会社だ。実は、大成土地の吉本公一社長は、吉本創業者である吉本泰造・せい夫妻の孫の婿にあたる。公一氏はNGK内のお土産店を運営する株式会社Ko.Ko.Moよしもとの代表取締役でもあり、同時に〝吉本創業家〟を全面に出した「正和吉本」というイベント会社も経営している。

 正和吉本ホームページには、〈当然、条件次第にはなりますが呼べない芸人・タレントはほぼいません!〉との自信満々の文言が。同社関係者によると、正和吉本はイベント企画や結婚式の2次会などをプロデュースしており、吉本芸人にパーティの司会を頼むことも可能だという。他方、吉本興業HDのHPでは正和吉本は関連会社として挙げられていない。

......続きはZAITEN9月号で。

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