ZAITEN2022年01月号

日医工「田村〝マイバッハ〟社長退任」の崖っぷち経営

カテゴリ:企業・経済

 ついに富山の〝マイバッハ〟も年貢の納め時か―。

 大規模な品質・製造不正問題を引き起こした大手ジェネリック医薬品(後発薬)メーカー日医工の社長、田村友一が辞任することになった。2021年3月に国が承認していない方法で医薬品を製造していたとして富山県から業務停止命令を受けて以降も責任を取らずに生き長らえてきたが、経営悪化から脱せず、ついにジ・エンド。5000万円ともいわれる愛車、メルセデスベンツの超高級車にちなみ、「マイバッハ」と揶揄されていた男は哀れな末路を迎えた。

 父、田村四郎が創業した日医工を田村が継いだのは00年。後発薬促進政策の流れに乗り、投資を重ね、拡大路線を貫いてきた。その積極策が功を奏し、就任時には114億円だったという売上収益は20年3月期には1900億円にまで拡大。後発薬トップメーカー(当時)として鼻息は荒かった。

 だが、その急成長の原動力は他社よりも安く売ってシェアを取る薄利多売戦略だった。そのため、主力工場である富山第一工場(富山県滑川市)の現場では「販売の邪魔になってはいけない」との意識がまん延。出荷時の検査で所定の品質を満たしていなくても、再加工するなどして通す不正がまかり通るようになった。さらに人手不足を理由にGMP(適正製造規範)で定められた手順を逸脱し、医薬品を製造するようになった。

......続きはZAITEN1月号で。

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