ZAITEN2023年04月号

集中連載【第1回】五輪汚職は終結せず。スポンサールートからテスト大会の「官製談合」へ。

上杉隆が暴く「五輪〝疑獄〟」は終わらない

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 現在、あの「ロッキード事件」や「リクルート事件」を超える超弩級の〝疑獄事件〟が進行中であることをご存知だろうか。

 2022年夏に発覚した東京オリンピック汚職事件は、新たな展開を見せている。元電通で五輪組織委員会理事の高橋治之氏の逮捕で、一見、事件は終結したかにみえる。しかし、実際は違った。高橋氏の逮捕劇で幕を開けたスポンサールートの贈収賄事件とは別に、東京地検特捜部は淡々と別チームをも動かしており、23年が明けてすぐの公正取引委員会との合同捜査で、独占禁止法違反事件のキーパーソンである組織委員会元次長と電通元幹部ら4人を逮捕した。

〈東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の大会運営局元次長、森泰夫容疑者(55)や、電通の元幹部で、スポーツ事業局のマネージング・ディレクターなどを務めた逸見晃治容疑者(55)ら4人は、各競技のテスト大会の計画立案業務の入札や、本大会の運営業務など、総額400億円規模の事業を対象に、不正な受注調整を行っていたとして独占禁止法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました〉(23年2月9日・NHKニュース)

 今年に入ってから、東京地検特捜部は、地方からの応援まで呼んで部隊を増員、総動員で談合事件に当たっていた。その中での逮捕だが、これは2つ目の汚職事件の幕開けに過ぎない。

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