ZAITEN2023年05月号

江崎グリコ「ジュニア体制」で幹部が続々退社

カテゴリ:企業・経済

 創立100周年の節目に合わせて40年ぶりに社長が交代してからちょうど1年が経過した江崎グリコ。

「昭和最後の大物経営者」と称される父・勝久の後を襲った〈ジュニア〉こと長男・悦朗による常軌を逸した暴走経営は、止まる所を知らない。その結果、看板商品のヒットの立役者や幹部社員の退社が後を絶たず、業績も右肩下がりを続けている。

 2023年3月初め、マーケティング専門メディア『日経XTREND』に、グリコの海外戦略を紹介する記事が掲載された。リクルート出身の著名マーケターがグリコ入社後、看板商品「ポッキー」の海外におけるマーケティングを担当し、SNSを駆使するなどして拡販を担っている様子を、無批判に褒め称える内容だ。

 そんな提灯記事とは対照的に、グリコ社内は年始から重苦しい空気に包まれている。同社生え抜きでポッキーのヒットの立役者だった中堅社員Aが昨年いっぱいで退社したためだ。関係者は語る。 「〝ジュニア〟が12年にマーケティング本部長に就いてから中途採用組が要職に収まるようになり、プロパー組との溝がどんどん深まっていきました。そんな中でも彼は腐らずに商品企画とマーケティングに取り組み、『プロパー最後の星』と呼ばれていました」

......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

協和キリン「新薬開発中止」で〝剣が峰〟

ニコン〝社運を懸けた〟事業で「大赤字」「違法サービス残業蔓延」

日本製鉄 誤算で「ジャンク債転落」の危機

KADOKAWA夏野「身代金はコスト安」の放言

JR東日本「経団連」を巻き込む〝悪しき策謀〟

【特集2】植田日銀「高市の反利上げ」で金融正常化頓挫

【特集2】日銀〝天下りOB〟たちの「優雅な生活」

アステラス製薬 安川会長「AI高評価」に〝1人ご満悦〟

新日本科学〝いわく付き役人天下り企業〟の家督相続に暗雲

復活目指す「造船大国」は〝転覆前夜〟