ZAITEN2023年07月号

経産省「PFAS規制」反対に血眼の事情

カテゴリ:企業・経済

 この春、いわゆる「PFAS」に対する規制案を欧州が打ち出したことに国内産業界が動揺している。科学的な検証なしに1万種類を超えるPFAS全般の製造や使用の禁止を盛り込んだ厳しい内容で、早ければ2026年にも導入する可能性がある。目下、公開中の規制案では「過剰だ」との声が産業界からは湧き上がり、経済産業省も巻き込み、欧州規制案への反対運動を繰り広げている。  

 PFASとは人工的に合成された有機フッ素化合物の総称で、熱や薬品に強い、水や油をはじく、絶縁性もあるといった特性を生かし、自動車や日用品、エレクトロニクス、半導体などさまざまな分野で使われている。身近なものではフライパンにも使われている。

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