ZAITEN2023年07月号

【著者インタビュー】『ハマのドン横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録』松原文枝

カテゴリ:インタビュー

松原文枝
『ハマのドン横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録』
集英社新書/960円+税

まつばら・ふみえ―テレビ朝日ビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長。1992年政治部、経済部記者を経て、『ニュースステーション』『報道ステーション』ディレクター。2012年からチーフプロデューサー。15年に経済部長、19年から現職。2020年放送ウーマン賞。専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授。

―本書を執筆したきっかけを教えてください
 元々、放送と映画に向けて藤木幸夫さんをずっと取材してきました。きっかけは映画『教育と愛国』の監督の斉加尚代さんが「せっかく映画にするなら出版という形で世に問うたらどうですか」と言ってくれて、編集者を紹介されたことがきっかけでした。本を書いたことはありませんでしたし、映像で表現してきたので、本の執筆は斉加さんに言われるまで考えもしませんでした。

―藤木氏はこわもてのイメージが先行する人も多いと思いますが、実際の印象はどうでしたか?
 おっしゃる通り、「港湾の親分」のイメージが先行して私も近づきにくい方を想像していました。敷居が高く、裏の世界とも通じていると噂されたり、〝ドン〟と言われるくらいなので、こわもての部分もあるのかなと思っていました。また、政治とのパイプも強いのに、なぜカジノに反対するのかということも思いました。  

 しかし、実際にお会いすると、誰とも分け隔てなくオープンに話をする人でした。人が集まる場では、それぞれに話しかけて笑わせている。読書量、知識量が半端じゃないから話が面白い。御年92歳で戦争体験もあり、港の苦難を背負ってきた。山口組や稲川会についても、先代との関係を開けっ広げに話します。日本外国特派員協会で、自らその関係を話し始めたのには驚きました。

......続きはZAITEN7月号で。

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