ZAITEN2024年07月号

2024年「〝モノ言う株主〟が跋扈する」株主総会

【特集2】宝飾大手ナガホリ「株主還元問題」でゴタゴタ継続中

カテゴリ:事件・社会

 10年以上にわたり、株価は100円~200円台が定位置。「スイートテン・ダイヤモンド」という商標は有名だとしても業界関係者か、よほどの株好きくらいにしか知られていなかったのが、東証スタンダード上場の大手宝飾メーカー・ナガホリである。同社が俄然世の中の注目を集めるようになったのは、2022年4月以降のこと。突如、大量保有報告書で新たな大株主が登場したかと思えば、それから次々と新たな大株主が登場し、株価は最大で1800円台まで付けたからだ。  

 驚いたナガホリは、買収防衛策を発動。結局は23年6月の株主総会で大株主が主張した取締役入れ替えの株主提案を否決して事なきを得たが、この間、会社IRや、長堀家の同族企業で起こった一大事に加え、とかく評判の芳しくない投資家筋の名前が浮上したこともあり、こぞって取り上げた経済マスコミ誌上を舞台に当事者間で舌戦が展開され世間を賑わせた。何しろあの『東スポ』さえも取り上げたほどだ。


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