ZAITEN2024年10月号

ハラスメント横行の惨状に社員悲憤

テレビ朝日〝あのセクハラ男〟が子会社社長に就任

カテゴリ:TOP_sub

「偏差値40台です。大谷翔平ばかり取り上げていますからね」

 テレビ朝日報道局員は『報道ステーション』の品質低下に嘆息する。「偏差値40台」は、6年前、当時同番組のチーフプロデューサー(CP)だった桐永洋(54)がその着任時に「偏差値50レベルの庶民がわかる番組作りにしよう」とスタッフに呼びかけ、顰蹙を買ったことを踏まえている。

 桐永はCP就任から約1年後、自ら墓穴を掘って失脚したのだが、このたび、子会社の社長に就任したという驚天動地の情報を得た。時間を5年前に戻そう。

 本誌でも既報の通り、2019年5月、桐永は同番組のフィールドキャスターを務めていた森葉子アナウンサーに強引に抱き付き、無理やりキスをした。桐永は立場を悪用したわけだが、その被害は森アナだけでなく、実に10数人にも及んでいた。結局、桐永は「謹慎3日間」の懲戒処分を受けBS朝日へ左遷となり、蟄居をかこつことになった。  ところが、いつの間にか桐永は本社に戻ってコンテンツ編成局の部長級の役職になっていた。これにも驚くが、呆気にとられるのは今年の人事だ。7月、テレビ朝日の子会社で、デジタル動画を制作する「Abema Productiоn」の代表取締役社長に就任したのである。  テレ朝中堅社員は語る。

「桐永は悪びれる様子もなく、『これで一国一城の主だ』と豪語していたそうです。強制わいせつまがいの前科がある人間に経営を任せるなんて、うちの倫理観はいったいどうなっているのでしょうか。恥ずかしい限りです」  

 また別の中堅社員は、テレ朝のパワハラ体質を嘆く。 「桐永の前任の社長だった奥村彰浩はパワハラ系で有名でした。まったく酷いバトンタッチです。だいたい、我が社のコンプライアンス統括室は、野球になぞらえて、セクハラを『セ・リーグ』、パワハラを『パ・リーグ』なんて言ってふざけています。セ・パ両リーグで活躍している社員が多過ぎて笑うしかないのでしょうが、危機管理体制は危ういです」

......続きはZAITEN10月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

「カシオ」男子ツアーに〝人寄せパンダ〟を推す 身勝手なスポンサー感覚

東北大学とフューチャー金丸の「包括連携協定」に疑義

関電工「人間第一」が聞いて呆れる現場の実態

三菱マテリアルの『悲劇』

【特集2】みずほ木原正裕〝新天皇〟の傍若無人支配

【特集2】MUFG「既定路線トップ交代」のモラルハザード

【特集1】朝日新聞「相次ぐウェブメディア廃止」の惨状

【特集1】産経新聞「いわくつき幹部」が出世の異常事態

金融庁「いわき信組不正」放置の大罪

高市政権の「原発・核融合発電礼賛」が招く電力危機