ZAITEN2026年5月号

KADOKAWA夏野「身代金はコスト安」の放言

カテゴリ:企業・経済

 2026年3月5日午後5時過ぎ。東京・渋谷のホテル内で開催されていた、サイバーセキュリティと経営に関するイベントに登壇したKADOKAWA取締役・代表執行役社長CEOの夏野剛から仰天発言が飛び出した。

 舞台となったのはGMOグループが主催する「第3回GMO大会議春 サイバーセキュリティ2026」と題した日本最大級のセキュリティカンファレンス。  同イベントで参加者たちの注目をひと際集めたのが、ソフトウェア・エンジニアで起業家の中島聡との対談に登壇した夏野である。

 KADOKAWAといえば、24年6月に確認されたサイバー攻撃によって発生した大規模なシステム障害が記憶に新しい。これに関連して、システム障害発生直後、経済メディア『NewsPicks』が、KADOKAWAがサイバー攻撃を行った犯人グループに対して約4億7000万円相当(当時)のビットコインを送金したこと、さらに追加の身代金を要求されていることを報じた。

 その後も『日経クロステック』でも同様に身代金の支払いについて報じたが、この報道に対してもKADOKAWAは身代金支払いの明言を避けていた。  

 一方で、『NewsPicks』の報道に対して、当時の夏野は、「このような記事をこのタイミングで出すことは、犯罪者を利するような、今後の社会全体へのサイバー攻撃を助長させかねない行為」と反論。法的措置の検討も示唆していた。

......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

協和キリン「新薬開発中止」で〝剣が峰〟

ニコン〝社運を懸けた〟事業で「大赤字」「違法サービス残業蔓延」

日本製鉄 誤算で「ジャンク債転落」の危機

KADOKAWA夏野「身代金はコスト安」の放言

JR東日本「経団連」を巻き込む〝悪しき策謀〟

【特集2】植田日銀「高市の反利上げ」で金融正常化頓挫

【特集2】日銀〝天下りOB〟たちの「優雅な生活」

アステラス製薬 安川会長「AI高評価」に〝1人ご満悦〟

新日本科学〝いわく付き役人天下り企業〟の家督相続に暗雲

復活目指す「造船大国」は〝転覆前夜〟