ZAITEN2026年6月号

モノ言う投資家

北海道中央バスの「ファミリー支配」にアクティビストが「退場勧告」

カテゴリ:企業・経済

 北海道で「道民の足」として絶大な影響力を持ち、札幌証券取引所にも上場する北海道中央バス(以下、中央バス)。  

 実質的な無借金経営を続ける一方で、資本効率を示すPBR(株価純資産倍率)は0・6倍台、株式市場から極度の低評価を受ける同社には、「天皇」と呼ばれる人物がいる。2025年6月まで同社の代表取締役会長を務め、現在は取締役相談役の座にある平尾一彌(83歳)だ。

 中央バスの筆頭株主は、株主総会の特別決議を単独で拒否可能な40%超(間接保有含む)を握る「中央バス総業」(以下、総業)という会社だ。平尾はこの総業の代表取締役社長の座に留まることで、約20年以上にわたりグループに君臨してきた。

 一方で、上場子会社である中央バスも、総業の株式を24・37%保有する「株式持ち合い」の構造にある。  

 会社法では、子会社が親会社の株式を25%以上保有した場合、親会社の議決権は消滅すると定められており、中央バスが持つ総業株が「24・37%」という絶妙な比率に留められているのは、この「25%ルール」を回避するためと考えられる。

......続きはZAITEN6月号で。

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